読書感想

小さいころから割と本は好きでした。理系の知識欲は旺盛でしたが、文学・歴史は興味は少なかったです。しかし、理不尽な不幸に怒り、実在の悲劇や成功物語を好んで読み、若いころに自分の行動がその影響で被った不幸は今思い出しても許されると思っています。純文学といったものや仮想世界の文学は苦手としています。第二次世界大戦について一般的な知識を得たい。知識があれば必然的にその後の発展が期待出来るだろう。

2018/1/1 司馬遼太郎

大作家であり、近代史家である。作品は40巻以上の長編全集、20巻の短編集、そのほか紀行文、週刊誌の掲載評論等ほぼ限りなくある。 近代史を勉強するつもりで何回も挑戦しては途切れた読書であるが、昨年吉村昭の作品をほとんど読破したので再挑戦である。しかしながら膨大な作品を制覇できると思えない。 NHKで新しくはじまる大河ドラマ「西郷どん」を機に「翔ぶがごとく」を読み始めた。すぐ気づいたことは、先に吉田松陰を読む必要があるということで「世に棲む日日」に迂回した。 先ず気が付いたことは、現在の政治状況には維新の改革に遠因があるのではないのかということです。 越後長岡藩、会津藩等の羽越連合は薩長・土連合の官軍に不当な敗戦をしたのだがいまでもその状況にあるのでないだろうか。それは何故なのか、その理由を今は亡き司馬遼太郎の作品に探してみたい。

2017/1/1 吉村昭

堅実な作家である。最初は何気なく「高熱隧道」から入ったがさかのぼっての初期の作品は暗い生活の歪のようなものであることがわかった。 ラインアップは実際に起こった悲劇がテーマである。面白いというより「知らなければならない」事実であった。 「三陸沖大地震」は明治28年に起きた地震の二万人近く死亡した悲劇を住民の言葉を書いた啓発的な小説であるが、最後の献言に学者の評論をふまえて 「今後は十分の用心と対策をとるのでこのような悲惨的な大災害は起きないだろう」と記述しているが、2011年3月に起きた東日本大震災は10年前に亡くなっている作者を裏切った。

2016/6/22 半藤一利

作者も御生存であるがこれから読んでみよう。郷里は一応長岡ということだで東京人であるがどこか抑揚に長岡訛りがすか?「山本五十六、ノモンハン」を読む。文面のそちこちに作者の戦争の背景にたいする憤慨がよみとれる。山本五十六の家系は複雑である。覚えきれないが、高野、山本そのご先祖長谷川の出身地は越後であろうか。戦記物は事実の不明瞭さがあるので、作者の表現についても謙虚さをもって判断する必要があり、また新たな文献・資料が出てきて評価が変わることもあるようだ。

2015/6/18 宮尾登美子

作者は昨年12月にお亡くなりになりました。NHKで放映された作品を見たことから常々関心がありましたが、小説を読んだことはありませんでした。
まず、どのような生い立ちの人かと気にしながら読み始めたのが「一弦の琴」、次に最後の作「錦」まだわからないうちに「櫂」続いて「春燈」であった。時代から言って、また視聴したNHKドラマから覚悟をしていたものの暗いが落ち着いた物語です。ますます、作者の人物を知りたくなりました。続いて「朱夏」を読みようやく背景が分かりかけています。派生して、日本の対満州に対する歴史をより詳しく知りたいと思うようになりました。満州事変が起きた昭和16年以前にさかのぼり勉強してみたいと思います。
話しが宮尾登美子からずれてしましましたが、もう少し作者について知りたいと思いますので次の「きのね」を読んで確信を得たいと思います。